2020/01/18
右フロントを大きく壊してしまったダイハツハイゼットを修理しました。
状況確認
まずは状況確認です。

状況を確認するためにヘッドライト周り一部部品をはずしてあります。
運転席側が大きくつぶれてしまっています。結構な衝撃だったはずです。

窓ガラスにもヒビが入ってます。



この3枚の写真わかりますか?ヘッドライト部分のつぶれた衝撃で運転席のパネルと屋根のパネルが外れてずれてしまってます。

車内から見たところです。タイヤハウスがゆがんでしまっています。


ワイパーとボンネットパネルもつぶれて重なってしまってました。ボンネットとフェンダーパネルのつなぎ目も大きくずれています。

フロントエンジン周りのパネルをはずしました。



ヘッドライト周りのステーはぼろぼろに折れてました。
右フロントタイヤ周りを見ていきます。


パネルは別パーツのような形につぶれていました。


タイヤハウスの下部は破れてしまってます。



ロアアーム・ステアリングロッドも曲がっています。


窓ガラスのヒビ部分もパネルをはずしてみると割れていました。そのほかあちこち割れと変形がありました。



フェンダーパネルをはずして横から見てみます。こちらもぐちゃぐちゃになってました。

ホイールまでも衝撃で変形してました。
板金修理

まずはなんといっても曲がったフレームを元の正しい位置に戻していきます。


一度で綺麗に引っ張ることはできません。少しずつ方向を変えながらパネルを引っ張っていきます。

引っ張る部分がないときは治具を溶接して引っ張ります。


少しずつ確実に引っ張っています。

引っ張って内部の配線ハーネスが見えてきました。こちらもかなりつぶれていました。


だんだん形が戻ってきました。

今回は車内側まで大きくゆがんでいました。ですのでフロアとの仕切りのパネルもしっかりと引っ張ってもとの位置に戻していきます。


ずいぶん綺麗になりました。


固くいパネルやフレームはバーナーで暖めて柔らかくししながら引っ張ります。

元の位置まで戻ってきました。
さらに引っ張りながらそれぞれのパネルの位置を調整していきます。



運転席周りのパネルもゆがみを引っ張りながら修正していきます。
全体の修正が大体終わりました。
フレーム修正は大まかに全体を治したあと細かい位置関係を取り付ける部品を考慮しながら修正していきます。
他社さんで修理した車を見るときっちり修正していない車があります。
物理的に位置が正しく修正できていないと部品を取り付けることはできません。
お客さんから見えないから適当にやってるとは思いたくありませんが、部品の取り付け位置を加工して無理やり取り付けてるんですよね。
フレーム修正をきっちりやってないのか?そこまで出来ないのか?もう少しきっちり修理すればよいのに・・・と思うことが多々あります。

ボンネットフックとボンネットの位置も修正してきます。




フレームを位置全体を調整しながらボンネットを本来の位置に収まるように修正します。

引っ張る方向に使う無ところがなかったので、治具を貼り付けて引っ張りました。

位置を確認してます。もう少し!!

位置を確認して、また引っ張って修正してを地道に繰り返して修理していきます。これでフレーム修理は完了です。
次にヘッドライトの修理です。




ヘッドライトも使えるものと使えないものを分けながら修理していきます。


破けてしまったところは電熱ホチキスで溶着+骨組み生成して


破けた部分をパテで埋めて再生完了です。
この後、傷へこみを修理して塗装をすれば修理完了です。
ではまた次回お会いしましょう!!
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