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HONDAアクティドア修理

スライドドアとタイヤフェンダー周りをへこませてしまったアクティを修理しました。
綺麗に現状復帰することができました。

1,引っ張り出すにもきっかけが必要です。

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大きなヘコミをもとに戻すにはどうしたらよいかわかりますか?単純に考えれば”へこんだところ”を“裏側”から押せばもとに戻ります。そうです。”裏側”から押せればなんです。しかし、車のボディというのはパワーウィンドウやスピーカーなど、機材がたくさん詰まっています。ですので、車内から内装をはがしてヘコんでいる板金までたどり着けたとしてもその部分をハンマーでたたきだすことができないことが多いのです。さらに、ドアやクオーターパネルは鉄板が2枚構成になっていたり、補強用のフレーム入っていたりして表面の板金までたどり着けないこともあります。
極端な話をすればフロントフェンダーは完全に外せるのでハンマーでたたけますが、それ以外の部分はほとんど引っ張り出しでライン再生を行います。(実際問題として引っ張り出しで修正したほうが短時間で補修できるということもあります。)

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そこでへこんだところを引っ張り出すという作業が必要になります。引っ張り出す作業で活躍するのがスライドハンマーという道具です。ただ、スライドハンマーで引っ張るにも引っ張り出すきっかけが必要です。上の写真はひっかけをボディに取り付けているところです。通称五円玉っていうワッシャみたいなリングをボディに溶接してひっかけを作っていきます。この溶接する機材はオートスポッターという専用溶接機を使います。

2,スライドハンマーの登場です。

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これがスライドハンマーです。写真で握ってるところが重りで重りを手前にスライドすることで鉄板を引き出しボディラインを修正していきます。ボディのどの部分をどのくらいの力で引っ張り出すのか?ここが大きなポイントです。
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さらに引っ張りだし作業と微調整を繰り返し表面を修正していきます。

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スライドドアと同様にリアフェンダーも引っ張り出してボディラインを作っていきます。

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今度は五円玉を縦に溶接し、ボディを引っ張り出します。

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上からの写真だとこんな感じに見えています。

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無事に引っ張り出し、ボディラインの修理が完了しました。

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この後、サーフェーサーを吹き付け再塗装をして完成です。