2017/01/19

左フロントバンパーを損傷したトヨタプリウスの修理をしました。

修理箇所の確認

今回のプリウスはフロント左を強くぶつけてしまっています。順番に見ていきます。

左フェンダーパネルもゆがんでしまっています。ループ側パネルとのチリもゆがんでしまっていることがわかります。

ボンネットとフェンダーパネルも干渉してしまっています。

次にヘッドライト周りをチェックしていきます。コアサポート・ヘッドライトサポートもへこんだ衝撃で押されてしまっています。

左ヘッドライトを上から見ています。衝撃のすごさがわかります。

ヘッドライトをはずしました。あちこち割れて破壊されてしまっています。ヘッドライトは交換するしかありません。

コアサポートがおされ、そのまま全体がゆがんでいます。フレーム修理で修理していきます。

フレーム修理とコアサポート修理

ゆがんでしまったフレームをフレーム修理機で引っ張って修正していきます。最初は横から引っ張り、

次に前から引っ張ります。フレーム修正はバランスをとりながら少しずつ引っ張って修理して仕上げます。

フレーム修正が完了したところで曲がったコアサポートを整形します。

傷はパテ付けして綺麗に仕上げます。

塗装までしてコアサポートの修理はひと段落です。

バンパーとライト類の修理

バンパーを修理していきます。バンパーは取り付けグリップ部分が割れていました。フォグランプも割れていました。それぞれ割れてしまっている部分を電熱くりっぷで接合して修理していきます。

バンパー内部の配線も千切れてしまっていました。

配線はコネクターでつなぎました。

バンパーは部品交換修理です。新品バンパーは対物センサー取り付け穴がついていません。元のバンパーから穴あけ位置をコピーして穴を開けなおします。

このプリウスにはTRDのリップスポイラーが付いていました。四角いLEDランプが組み込まれていました。

このLEDランプに合わせてバンパーにも取り付け穴を開けます。これで、バンパー側の加工は完了です。

これが新品のTRDリップスポイラーなのですが、元々の純正ランプは丸型でした。改造して四角のLEDランプを取り付けて合ったみたいです。

ですのでリップスポイラーも四角の穴を開けなおして加工していきます。黒のデイライトカバーは元々のカバーを移植します。

LEDランプの配線もコネクターが断線していたので、コネクターを作り直して配線しなおしました。
元々はこのコネクターでした。

LED側が千切れていたのでキボシ端子で作り直ししました。

ホイール修理

ホイールに傷が付いていますので、こちらも修理しました。保険修理なのでしっかり綺麗に仕上げます。お客さんは筆指しぐらいでチョコチョコっと塗ってくれればよいと思っていたみたいですが、きっちり仕上げさせてもらいました。工数の都合で車にタイヤは取り付けた状態でマスキングを行いホイールのみを塗装しなおしました。